英語を上達するために、目的をはっきりさせる

英語がうまい人というのは、文法をよく理解しているとか、ボキャブラリーが多いとか、引き出しが本当に多いものです。しかしうまいと言えるほど英語を理解するには長い期間が必要ですし、英語に触れる機会が少ないと英語の上達は難しいでしょう。

英語を学ぶ時、文法や単語に詳しくなるよりもずっと大切なことがあります。
これから英語を学ぶという人が、どのようにして英語を学んでいけばうまく英語を話せるようになるのか、そのポイントを掴んでおきましょう。

英語を学ぶときに、どうして学びたいと思ったのか、その目的をしっかり明確にすることも必要です。
例えば映画を字幕なしで見る事が出来るようになりたいという事が目的だったり、海外で働きたいということだったり、翻訳家になりたいという夢があるという事だったり、さらに、海外のいろいろな人たちとたくさんコミュニケーションをとりたいと思ったり、その目的は様々だと思います。

その目的によって、どのレベルの英語が必要か違ってくるので、目標を明確にしておく必要があるのです。
何か成し遂げたいことがあるという目標を持つことが、英語上達の鍵となります。

学習を継続する必要がある

英語が話せるようになりたいとただ思うのではなく、英語を学ぶにはたくさんの努力も時間も必要だという事、段階を踏んでいくことが必要という事をしっかり理解しておくべきです。

英語は、いきなり話ができるようになりませんし、英語を聞いていていきなり意味が分かるようになるという事もありません。
勉強して、英語を聞いて、自分でも話をしてみて、少しずつ覚えていくもので、スポーツと同じようにいきなり努力なくしてテクニックを駆使するという事は出来ないのです。

出来なかったことが一つずつできるようになっていくスポーツと同じように、英語も、少しずつ、自分のみについてくるものだという事をしっかり理解し、段階を踏んで自分のレベルにあっている勉強を継続的におこなっていくことが大切です。

スクールや教材は目的に合っているか確認する

これから英語を学習しようとしている人の中には、目についた英会話スクールに申し込んだり、表紙が気に入ったテキストを購入したりする人がいます。
適当に目に付いた所から英語学習を始めると、目的や自分のレベルに合わずに、挫折する可能性が高くなります。

字幕なしで洋画を見たいなら耳を慣らそう

とにかく字幕なしで英語を聞き取れるようになりたいなら、5分や10分程度の短い英語の動画が便利です。
料理や家事をしながら英語の動画をリピートして聞けば、ある程度は聞き取れるようになってきます。
慣れてきたらもう少し長い動画をリピートするようにすれば、徐々に耳が英語に慣れて、聞き取れる言葉を増やすことができます。

動画の聞き流しで英語に耳を慣らしながら、意味を理解するために単語も覚えていく必要があります。こちらはスマホの単語アプリを利用するといいでしょう。音声が流れて発音が確認できるアプリもあるので、少しずつ勉強していくと地力として身に付きます。

翻訳家になるなら英語の学校へ

翻訳家になりたい場合は、独学よりも英語の専門学校や大学などに通うことが確実です。
多くの翻訳家は英語系の学校出身者となっています。特に資格が必要な訳ではありませんが、英語だけではなく日本語への理解も必須の翻訳家を目指すなら、学校できちんと学んだ方がいいでしょう。

学校の就職支援が受けられるため、独学よりも仕事を探しやすいメリットもあります。翻訳家は未経験者OKの求人が非常に少ないため、学校の就職支援を受けられそうなら受けておくべきです。

海外の人と話したいなら回数をこなそう

海外の色んな人とコミュニケーションが取れるようになりたいなら、とにかく海外の人と交流する機会を作りましょう。日本にいても、海外の方との交流会が様々な所で開催されています。

近くで交流会が開催されていないという事なら、スクールに行ってネイティブな先生と会話の機会を作るなど、英語が周りにある環境に少しでもしていくという事も大切な事です。